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写真: 【rhivs@福島2ndLINE】 写真: 【編纂】

『正義』の対は『もうひとつの正義』
どちらにも美点は在り
どちらにも欠点は在る。
其の者の置かれた立場に
それぞれの抱える『正義』
唯、噛み合わぬ事が
何時の時代も悲劇となる。

人という生き物が
何を以て『悲しみ』という
『感情』を抱えるかは
皆、同じなのに。


『生き延びた事が正義』と
言わんばかりに
後世に語り継がれて来た逸話が
世界では『歴史』として語られる…

此れは『真実』では無く
勝者の敷いた
レヰルを通り過ぎる『現実』
敗者の抱く『現実』にもまた
『真実』は在ると言うのに。


人の『死』というものは
重なった偶然が織りなすもの。
正に『神の御手』に在る。

『善人だから生き延びる』
『悪人だから死ぬ』

そんな認識が過ちであるという事に
一体、幾人の人が
気付いているだろう。

悪は滅ぶ?
否、同じだけ善も滅ぶのだ。
其処に永遠は無く
あるのは情持たぬ
森羅の時の流れのみ。


何故、先の大戦に
僕がこうも拘るか…
何が正しくて
何が間違っているか、
それぞれの人々が抱える
思想や主義を覆すなどと
大それた『野望』など無い。

唯語り継がれて来た
膨大な『歴史』の断片に潜む
もっと普遍的な『真実』を
知りたいだけ。

そして、その上で
半ばで倒れて逝った
血を分けた祖父の姿を、
名も無き先達たちの
心を知りたいと願う。

少なくとも其れで
僕は救われるのだ。

【死者乃声】 http://twitter.com/myproud_0117

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