ヘルプ

デ5022

  • 73

写真: デ5022

写真: 廃貯木場と松並木 写真: 有効長が長かった名残

加越能鉄道が、かつて射水線であったことを示す最大の証拠とでもいうべきものが、このデ5022の存在である。富山新港建設による分断で、高岡側に取り残されたデ5010形のうちの1両である。除雪車に改造され、ラッセルヘッドの取り付けのほか、融雪剤の散布口が車内に取り付けられるなどの改造を受けたが、この時点では自動連結器や行先表示板の取付具も残されていた。雨どいは撤去されご覧のようなスタイルになっているが、色調こそ違うものの塗装も富山地鉄のそれとよく似ており、まさに、正真正銘、射水線の生き残りであった。

2012年頃の出動を最後に引退したが、幸い、沿線に静態保存された。デ5010形で現存する最後の1両であり、末永く保存してもらいたいと思う。

1991.3.9 加越能鉄道高岡軌道線 米島口 YASHICA ELECTRO35GX

アルバム: 公開

お気に入り (0)

まだお気に入りに追加している人はいません。

コメント (0)

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントするにはログインが必要です。フォト蔵に会員登録(無料)するとコメントできます。